小倉の馬券師Tのシークレット◎(レギュラー) バックナンバー
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2016/12/24(土) 22:50 | 12/25(日曜)分 【小倉の馬券師Tのシークレット◎】 |
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小倉の馬券師Tのシークレット◎
(準レギュラー)
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有馬記念2016 予想
■決め打ちのフルスイングで”有終の美”
今年の有馬記念は
『どういう”ペース”を想定するか?』
で予想の組み立ては180°変わってくる。
仮に”スロー”とみるなら、
内枠の先行馬2騎、
(キタサンブラック、ゴールドアクター)
が有利になるだろう。
さらに、切れのある
サウンズオブアースにも
チャンスの芽が発生。
もちろん、バランス型の
サトノダイヤモンドも有力だ。
つまり、スローとみるなら、
走れる馬が、あまた発生する訳で
その中から、どれか1頭を選ぶのは難しい。
ちょっとした仕掛けのタイミングや
位置取りの差によって
勝敗を決する可能性があるからだ。
(それも、人気馬ばかりだから
オッズ的にもオイシくない)
こうなると、”ガラガラポン”の世界。
予想の精度うんぬん よりも、
その場の成り行きが重要になる。
スローの見立てでは、
難解を極める上に、オイシくもない。
だが、逆に、ハイペースの
タフな展開を想定するなら?
狙い馬は、ギュッと絞られる。
まず、バランス型のサトノダイヤモンド。
瞬発戦、持続戦、
どんな流れでも、対応可能。
極端なペースにさえならなければ
まず上位。
そして、もう1頭が今回の本命。
それが…
◎マリアライト
(父ディープインパクト、母父エルコンドルパサー)
…タフな展開、大得意。
荒れ馬場、大歓迎。
馬場は、
悪ければ悪いほどいい。
逆に、瞬発力勝負はダメ。
440キロ台の小柄な牝馬とは
到底、思えない、
タフさ、持続力に秀でた馬キャラ。
マリアライトの特性は
『丁か半か』ぐらいに
明確で分かりやすい。
稍重だった宝塚記念では
キタサンブラックが
前半34.7秒で暴走気味に飛ばす展開。
ただでさえタフな馬場は
ハイペースの展開によって
さらにタフさに輪をかけた。
この厳しい展開の中、
外からマクり気味に進出し
あのドゥラメンテの追撃を
抑えて勝利した馬こそ、
他ならぬ、このマリアライトである。
エリザベス女王杯も
『稍重』のタフな展開をしのぎ切った。
タフ ←■□□□□ →瞬発
マリアライトのパラメーターを
図で表すとするなら、上記のようになる。
明確すぎるほど明確だ。
2走前のオールカマーは
『急仕上げ』。
本番のエリザベス女王杯を
見据えた、ヌルい仕上げだった。
つづく本番の
エリザベス女王杯は
スタート直後に”落馬寸前の不利”。
せっかく
好位につけたのに、
ズルッと位置を下げ、
後方待機を余儀なくされた。
レースはスロー。
上がりの速い決着に。
こうなると、
(瞬発力勝負は苦手な)
マリアライトには厳しくなる。
最悪の展開だ。
これが、まだ
『先行する形』であれば、
好走の余地は残っていたも知れない。
前々で
持続力をいかして粘りこむことも
可能だった。
だが、スタート直後の不利で
位置を悪くしていたので
そういった戦法も叶わず。
唯一、残された希望の
『ハイペース』は
プリメラアスールの
『スロー逃げ』によって霧消した。
『苦手な瞬発戦』、
『後方位置取り』
『初角不利』。
これがエリザベス女王杯の
確固たる敗因である。
(まあ、エリザベス女王杯は
デキもピークに持ってこれずに、
8割ぐらいの状態だったという話。
仮に、条件がハマったとしても
辛勝か、2〜3着ぐらい
だっただろう。)
去年の有馬記念は
大外枠だった。
大外枠にもかかわらず、
鞍上の蛯名Jは
『先行する』
という、強気すぎる乗り方を敢行。
しかも、途中で
ゴールドシップのマクりに合い、
早めに動かざるを得ない展開だった。
これで0.1差の4着だから、強かった。
それも、得意とは言えないスロー。
去年、2015年の有馬記念で
メンバー中、
もっとも濃い内容だったのは
このマリアライトに違いない。
今回も、大外枠を引いてしまったが、
あながち『死枠』とは言い切れない。
この馬は勝負どころで
惰性で勢いをつけたいタイプ。
なので、(急加速が必要な)
内枠よりは、かえって良かった。
本来の待機策→マクる形なら
外枠でも問題は無いはずだ。
野球では
『決め打ち』
という打ち方がある。
ストレートならストレート、
変化球なら変化球と
あらかじめ狙い球を絞っておき、
その球を想定してフルスイングする。
狙いが、外れれば、
バットは空を切るが、
狙い通りなら
大きな一発をカッ飛ばすこともある。
スローなら空振り。
ハイペースなら、一発あり。
どうせ、スローなら
人気どころで決まる訳だし、
ハイペース想定の決め打ち、
ホームラン狙いが面白い。
どちらに転ぶか。
幸い、馬場は、かなりタフ方向にある。
ここは
思い切った決め打ちの
フルスイングで今年一年を
締めくくりたいと思う。
○サトノダイヤモンド
…一番、無難なのが
このサトノダイヤモンドだと思う。
瞬発戦、持続戦、
どちらの流れになっても
好走可能なバランス型。
しかも、そのバランスは
各方面に満べんなく広がる
広範囲のパラメーターだ。
つまり、カンタンに言えば、
一言、強い馬。
重い馬場も苦にしない。
皐月賞はぶっつけ本番だったし、
ダービーは
マカヒキの一瞬の脚に足元をスクわれた格好。
器用さという点で
適正ドンピシャではないが、
名馬級の馬。
まず上位。
▲キタサンブラック
…今年は、負けたレースでも
タイムは無し。
非の打ち所のない
『準パーフェックト』の成績だった。
あえて、粗探しをするなら
今回は”逃げられない”点か。
同型のマルターズアポジーは
生涯で一度もハナを譲ったことがない
生粋の逃げ馬。
今回も逃げ宣言をしているし、
キタサンは2番手が濃厚だ。
もちろん、2番手でも
問題はないのだが、
回収率的に言えば、
『逃げ→逃げられず』
という形は、期待値がダウンするパターン。
また、前走のジャパンカップが
あまりにも、楽逃げだったので
今回はマークがキツくなりそうな点も
多少気がかりだ。
サトノダイヤモンドの鞍上
ルメールJはキタサンを
マークすると宣言しているし、
同厩舎、同馬主の
サトノノブレスも
プレッシャーをかける可能性がある。
それでも、内枠を引けたし、
走ってきそうだが。
△△ゴールドアクター
…近2走は馬体が太かったのも
敗因のひとつ。
今回は調教後の馬体重が−10キロと
絞れてきたのは好材料だ。
中山コースは
重賞3勝をあげている舞台で
適正も十分。
ただ、これまでの好走は
スローが多かった。
スローの先行で展開に恵まれる
ケースが多かったのだ。
ガチ勝負だった天皇賞春では12着大敗。
『スーパーG2級』という可能性も
無きにしもあらずで。
△ヤマカツエース
…距離に不安はあるが、内枠を引いた。
タフな馬場は歓迎。
(グランプリ血統の)
母父グラスワンダーは不気味。
△デニムアンドルビー
…パワー型の名牝系フェアリードルの一族。
同族のトゥザグローリー、トゥザワールドは
過去の有馬記念で穴をあけている。
△サウンズオブアース
△シュヴァルグラン
△アルバート
×アドマイヤデウス
×ミッキークイーン
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■推奨馬
阪神08R
キッズライトオン
(5着→2着→7着)
…「ダート走る」
ダートのキャリアは2戦。
格上の1000万条件で
0.6差(9着)と0.4差(5着)なら
このクラスで勝ち負けできる計算。
そのうち、3走前の5着は
上がり最速で、
走破タイムは現級勝ちの水準だった。
→近2走は芝レースで上がり最速。
デキは悪くないだろうし、
極端に後方でなければ勝ち負けに。
阪神10R
オルナ
(5着→3着→1着)
…『大型馬ダート+外枠+叩き4走目』に該当。
「コース巧者」
当コースは【1-1-0-0】。
現級でタイム差なし2着の実績がある。
前走は早め抜け出して完勝。
着差以上の強さだった。
→この条件は試行回数の少ない
特殊な条件だけに、
コース実績は重要になる。
過去2着時は、
上位3頭接戦の三つ巴だったが、
後続には4馬身の差をつけていた。
中山11R
フレンチイデアル
(3着→2着→1着)
…「華麗なる一族」
牝系は
ハギノトップレディ、
カムイオー兄弟と同じ
マイリー系イットーを祖とする
いわゆる華麗なる一族。
芝レースでは8戦して
0.3秒以下に負けたことが無い馬。
素質は高いし、
この内枠からロスなく先行すれば。
→追い切りのラスト12.5秒は
南Wの(ラスト1ハロン)ランキング3位タイ。
デキも絶好。
ありがとうございました。
*予想はあくまで参考程度に。
馬券はご自身でよく考えた上で、自己責任で購入してください。
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